MagicCube エアコンとAlexaと私(2/19追記あり)

エアコンとAlexaと私

最初のAlexa対応では、エアコンもAlexaからON/OFF(つけて、消して)という制御ができましたが、起動時の温度設定ができないため、エアコンによっては、冬なのに冷房で起動してしまうなど、実用上は価値が全くないものでした。

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その後、学習したコードをAlexaからも使えるようになったので、待望の天井シーリングライトをAlexaから制御できるようになりました。Alexaから認識しやすい名前をつけるとか、定型アクションを使うなどの工夫が必要ですが、けっこう便利に使えます。

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今回はエアコンの解決方法です

エアコンのリモコンは一般的に、現時点の状態をリモコン側が常に記録しており、そこから動作モードや温度設定などを含めて大量のデータを送りつけて設定という、一般のテレビやその他とは全く異なった動きをします。このため、チャンネルをONとかボリュームをUPといった単純な数バイトのコードの学習ではなく、一度に発行される大量のデータを学習させなければなりません。

基本は同じくテレビの電源ボタンにアサイ

エアコンの起動と停止をAlexaから制御するためには、上記の照明の場合と同じように、テレビの電源ボタンに学習させていきます。起動と停止でそれぞれ必要なので、リモコンを2個作ります。これはNECシーリングライトのような、ON/OFFボタンが分かれているリモコンと同様な手法です。

学習のさせ方がポイント

起動を学習させる場合に、希望する動作モードと温度設定で行う必要があります。これには実際のエアコンとリモコンを用意していただき、起動時に設定したい動作モードにしたあとに、温度設定を目的の温度の1度低く(または高く)設定して、エアコンがそのモードで正しく動作していることを確認してください。

ここでMagicCubeをテレビの電源ボタンを学習モードにし、エアコンのリモコンで温度を1度アップする(または低くする)を押したときに発信されるコードを学習してください。これにより、希望の設定でエアコンが起動するコードが、電源ボタンに学習されます。

次は停止ボタンです。停止はその後の設定は気にする必要はないので、もう一つ作成したリモコンの電源ボタンに学習させてください。

この状態でHomeMateアプリには、「エアコン起動」と「エアコン停止」の機能だけを持ったリモコンが作られました。HomeMateアプリから動作を確認し、動作がおかしいければ再度作成してください。

以上のように、季節ごとに起動のリモコンは作る必要があります。(停止は共通)

学習できない場合(2/19追記)

最近のエアコンのリモコンは以下のように学習できない場合があります。その場合の対処方法を解説しています。

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Alexaからの利用

Alexaからの利用は照明の場合と同じです。起動と停止が別なリモコンになるので、それぞれを「つけて」「消して」とどちらで呼んでも、実際は同じ動作になるのですが、OOOをつけて、XXXを消してというようにその気になってお使いください。動作の識別はつけた名前の方になります。

これがイマイチとお考えの場合、アレクサアプリの定型アクションで「エアコンつけて」「エアコン消して」でそれぞれ登録すれば同じ「エアコン」と言う単語で入り切りが可能になります。

実用的にはこれが便利

余談ですが、Alexaは新しいので試行錯誤いただくのも一興なのですが、実用上はこのクリック/ ダブルクリックで一括設定が便利です。

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