MagicCube エアコンの不信な挙動について(2019年9月加筆)

エアコン用のリモコン

テレビや照明などの他の機器と異なり、機器の状態に対して差分の指示を送る(例えばテレビのチャンネルアップを押すと、その時点のチャンネルから一つ上に動作する)のに対して、エアコンではリモコン側にも、エアコンの状態をすべて記憶しています。例えば冷房で24度の状態で、温度アップのボタンを押すと、すべての設定情報と25度にになるような指示を送っています。このようにリモコンの状態と、エアコンの状態は一対一で使われるのが前提で、双方(エアコン本体とリモコン)の状態が異なると、1回目のリモコン操作は思ったようにならないことがあります。MagicCubeなどのWi-Fiリモコンと、実機のリモコンを使う場合は、まさにこの状態になりますので、ご注意ください。

思った操作にならない場合

エアコンをリモコンで操作した場合に、思った動作にならないことがあります。手で操作している場合は、納得した動作をするまで再操作するため良いのですが、MagicCubeのような遠隔操作の場合は困ります。

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切れない場合

切る時にON/OFFスイッチを1回押しても切れず、3回目で『ピー』と言って切れるような場合は、以下のような内部クリーン運転が行われているケースがあります。複数回OFF操作をすることで、それをキャンセルして強制的に遮断します。遠隔操作の場合は、クリーン運転が終われば電源は切れるので、そのままにしておくのが良いでしょう。

n-faq.daikincc.com

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入らない場合

通常はエアコンの学習は煩雑なため、プリセットされているものの中から動くものを選択して使います。エアコンのリモコンは基本部分は互換性を維持していますが、機能拡張でコードは変わっており、厳密にはお使いのエアコンに合致していない場合があり、一度で入らないことがあります。純正のリモコンとMagicCubeを交互に使う場合は、エアコンの状態とリモコンの発行する信号に不整合が生じて思ったように動かないこともあります。純正のエアコンだけを使っている場合は意図したように一度で入るが、MagicCubeでは入らない場合や、MagicCubeで入った時に動作モードや温度設定が期待と異なる場合は、以下の方法をお試しください。純正のリモコンでも、2台のリモコンで1台のエアコンを操作すると、同様な問題が発生することがあります。

シーンやオートメーション機能で連発させる

手動でスマホの画面から操作して入らない場合は、正規のリモコンの場合と同様にもう一度、二度と押せるので通常は問題ありませんが、シーンやオートメーション機能を使ってエアコンを自動運転させる場合は、1回では入らない(切れない)と、自動運転が成立しません。その場合は運用時刻に1回だけでなく、1~2秒後に2回、3回と同じ命令を発行するように設定することで確実に自動運転させることができます。

「エアコンON専用のリモコン」を学習で作る

MagicCubeではリモコンはたくさん作れますので、シーンやオートメーションなどの自動運転や、Alexaの音声コマンドでは、それ専用に作成したエアコンON専用のリモコンを使い、マニュアル操作では通常のプリセットのリモコンを使うという使い分けをお勧めします。ONに成功すると、通常の操作はプリセットリモコンで問題なく使えることが多いです。

 

エアコンリモコンの学習のさせ方はこの記事を参考にしてください。

blog.orvibo.jp

 

学習できない場合はこの記事を参考にしてください。

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