現時点では、Google Homeの方がAmazon Alexaよりもスマートホーム用途では優れています。Amazon Alexaのスマートホームスキルではライトとスイッチにしか対応していませんが、Google Homeはエアコン操作と部屋の管理ができます。
そのGoogle Home対応には2つの方式があります。
1. Googleスマートホーム標準機能(SmartHome Direct Action)
2. 対話形式(Dialog flow conversational agent)
以下に例をあげて、その違いをご説明します。これはAmazonでのカスタムスキルとスマートホームスキルの違いに似ており、Amazonでカスタムスキルを採用しているところは、対話形式を選択する傾向があります。
対話形式(Dialog flow conversational agent)
対話形式で命令していく方法で、Googleスマートホーム標準に準拠していないため、以下のように操作内容には自由度があります。
チャンネルの切り替え(例: 1チャンネルにして)
ボリュームの変更(例: ボリュームを4上げて)
消音設定(例: 消音して)
しかし操作の前に「OK Google、XXXリモコンにつないで」と話しかけて接続する必要があり、それで家電をコントロールできるようになり、抜ける時には一連の操作終了後「おわり」で終了させる必要があるため、気軽に指示をすることはできません。 また操作できる端末台数に制限があります。Google Homeの標準にある「部屋を指定した指示」もできません。
Googleスマートホーム標準機能(SmartHome Direct Action)
MagicCubeでは、Googleのスマートホーム標準機能自身はまだ発展途上なのですが、すでにテレビ(ON/OFFのみ)、エアコン、ライト(学習)に対応しています。
「OK Googe, ベッドルームのエアコンを24度に設定して」といった指示ができます。
Googleスマートホーム標準機能が、テレビの機能操作には対応していません(ON/OFFのみ)ので、Googleの機能拡張に合わせてテレビの機能操作には将来対応していく予定です。デバイスのtraits(特徴)が定義されると、機能が拡張できます。待てない方は学習リモコンの応用でトリッキーながら対応できます。(Alexaと同じ手法)
テレビの音声操作について
テレビをONにしてテレビから音声が始まると、同じ部屋にあるGoogle Homeの音声認識率はかなり悪くなります。 そこでチャンネルやボリュームを音声で変えるのは、あまり便利ではありません。(リモコンのほうが実用的) シーリングライトやエアコンが、各部屋ごとにショートカット無しで対応できることが現時点で重要と考えます。
Google Homeでシーリングライトを使う方法