HomeMateシリーズとCoviaの背景について(歴史館)

 現在ORVIBOシリーズの日本国内販売を行っている株)コヴィアは、約6年前の2012年に大手通信キャリア様向けに「IRブラスター」、「スマートタップ」、「パノラマ型Wi-Fiスマートカメラ」といった製品開発とクラウドサービスの準備を行っていましたが、実証実験止まりで、残念ながら実際のサービスに至りませんでした。

スマートホームの市場性は2017年末からAIスピーカーの登場と共に急拡大しているものの、国内市場規模はいまだに小さく、開発投資と収益が中々バランスしません。このため欧米市場を中心に、グローバルなビジネス展開を行っているORVIBO社と提携し、日本向けのHomeMateシリーズとしてラインナップ化を進めています。

ここでは当時開発したラインナップを振り返ってご紹介します。 

IRブラスター(2012年自社開発) 

MagicCubeよりふた周り程大きな筐体で、Wi-Fi通信機能を持つIR信号発生器として開発しました。当時はクラウドサーバーも現在ほどは充実しておらず、リモコンコードのプリセットや学習に課題がありました。

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内部構造 

Wi-FiボードとIRボードの2枚構成でした。

 

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IR発生用LEDと受光部

特別に光学的な拡散機構はなく、角度を変えて7個のLEDを無造作に配置したもので、到達性は十分とは言えませんでした。

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Z-Wave対応スマートタップコンセント(2011年自社開発)  

当時は今よりも電気安全法の解釈が厳しく、300W限定でリモートON/OFFの認可をいただきました。日本初の無線でON/OFF及び消費電力のクラウド管理のできるスマートタップでした。ここから電気安全法の解釈は緩和されたのですが、逆にAIスピーカーの機能が足かせとなり、リモートON/OFFが可能なスマートタップをPSE認証を取得することは不可能になっています。

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360度パノラマ型Wi-Fiスマートカメラ(2013年自社開発)

P2P技術を活用し、パノラマ撮影した動画をリアルタイムで伝送したり、SDカードへ録画するといった今日の機能はすでに実現していました。

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